歯の変わった大きさと形
- スマイルコラム
歯の大きさや形は遺伝すると言われています。標準的な歯と比べて
変わった大きさや形の歯があります。それらは歯並びを悪くする原因になる
場合が多いです。あてはまるものがある場合は矯正をお勧め致します。
【矮小歯(わいしょうし)】
他の歯と比べて非常に小さい歯。主に上の前歯の2番目に見られます。
写真の様に隙間が出来てしまったり、隙間なく並んでいても
上下の歯の大きさが違うため、全体的にずれてしまい理想的な
咬み合わせではなくなります。
【巨大歯】
他の歯と比べて非常に大きい歯。主に上の前歯1番目、2番目に見られます。
1番目の平均サイズが8.7㎜前後、2番目の平均サイズが7.2㎜前後です。
この場合も全体の歯の大きさに差が出来るため
理想的な咬み合わせになりません。
【癒合歯・癒着歯】
癒合歯は、2本の歯が出来上がる時期に結合したもので
歯の神経は共通しています。
癒着歯は、2本の歯が出来上がってから歯の根が肥厚して結合したもので
歯の神経は分離しています。
主に、乳歯では下の前歯、永久歯では下の前歯と、3番目の犬歯に
見られます。この場合も、上下の歯の大きさに差が出来るため
理想的な咬み合わせになりません。
【シャベル型前歯】
前歯の裏側の形がシャベルの様な形をしています。
黄色人種に多く見られます。主に上の前歯が多いです。
咬み合わせた時に、下の歯は、上の歯の裏側に合わせて並ぶため
下の前歯が凸凹になります。
【切歯結節】
前歯の裏側に突出した小結節で、軽度から強度と大きさも様々です。
場合によっては削らないと良い咬み合わせが出来ない場合があります。
【中心結節】
咬む面の中央に突出した円錐状や棒状の小突起。
主に下の歯の4番目、5番目に見られます。
突起には神経が存在することがあり突起が折れると
痛みを伴うこともあります。
結節があることによって咬む効率が格段に下がります。
【カラベリー結節】
上あごの6番目の歯の内側に良く見られる、余分な結節で、
あまり歯並びには影響しません。