歯を抜く理由、ちゃんとあります。
- スマイルコラム
矯正治療をお考えの方はよく耳にする、『歯を抜きましょう』というフレーズ。
最近の歯科治療のメインは『予防』です。いかに虫歯にさせないか
いかに歯を残すか。というところに重きを置いています。
昔に比べ、だいぶ8020運動も達成されています。
8020運動とは、80歳になった時に自分の歯が20本
残っているようにという運動です。
そんな中、歯並びの治療をするために、4本も歯を抜くんですか‼‼‼
となるのは当たり前だと思います。しかし、矯正医も簡単に歯を抜きましょう!
と、言っているわけではありません。
もともと持っている骨の大きさよりも、歯が大きいとガタガタになります。
そのガタガタを歯を抜かずに、綺麗に並べると口元が出てしまい
口が閉じられなくなってしまいます。歯も斜めになってしまうので
しっかり咬めないばかりか、歯の寿命も短くなってしまうのです。
歯の数があっても、しっかり咬めていなければ、意味がないのです。
また、しっかり咬んでいても、E-Lineから口元が出て
口が自然に閉じられない状態では、意味がありません。
左は28本あるが、ガタガタで咬めていない状態。
右は24本だが、綺麗に並んでしっかり咬めている状態。
歯磨きの難易度も格段に違いますよね。
あなたはどちらを選びますか?