自然に良い歯並びになるための条件とは
- スマイルコラム
実は、もともと正常な歯並びの方はほとんどおりません。
歯は、乳歯から永久歯に生え変わるときに、少しずつ動きながら
今の咬み合わせになっていきます。全体的に動くのは20歳前後の
親知らずが生えるまでです。(親知らずが無い方もいらっしゃいます。)
その後も虫歯が出来たり、歯周病になれば歯並びは変化していきます。
また、ご自分の咬む力や、加齢によっても歯並びは変化します。
次の条件がすべて揃うと、矯正治療が必要ない良い歯並びになります。
- 上のあごと、下のあごの大きさのバランスが取れていること
⇒(出っ歯や受け口ではないですか?)
- あごの大きさと、歯の大きさのバランスが取れていること
⇒(凸凹やすきっぱではないですか?)
- 歯の数が揃っていること
⇒(過剰歯、欠如歯はありませんか?)
- 舌の動きが正常であること
⇒(開咬、舌っ足らずではないですか?)
- 歯並びに影響する悪い癖がないこと
⇒(うつぶせ寝、頬杖などはないですか?)
- 悪い咬み癖が無いこと
⇒(片側だけで咬んではいないですか?)
- 乳歯に虫歯が無いこと
⇒(虫歯の治療をしたことがありますか?)
- 乳歯の生え変わる順番が正常であること
⇒(なかなか生えてこない歯はないですか?)
- 永久歯の生えてくる位置、向きが正常であること
⇒(おかしな所に生えてきた歯はないですか?)
- 歯磨きが上手であること
⇒(食べたら磨く習慣はありますか?)
これらの条件が揃うことは難しいですが、疑問に思ったらお近くの矯正医に相談してみましょう。