80歳、90歳になっても自分の歯で楽しい食事を!
- スマイルコラム
最近、超高齢化社会という言葉をよく耳にします。
それとともに、健康寿命という言葉も聞きなれてきました。
健康寿命に重要なのがやはり〘歯〙です。
もちろん〘歯〙が無くても、良く適合する入れ歯や、インプラントがあれば
美味しくお食事することは出来ますが、実際、そう簡単にはいきません。
自分の歯と、作り物の歯では雲泥の差です。
歯を失ってから気付く、歯の大切さ!
そのため、歯を抜いて治療する矯正治療は本末転倒
と思う方もいらっしゃるのでしょう。
しかし、抜かないと良い咬み合わせが出来ない場合は健康な歯でも抜きます。
数あればいいわけではありません。多少減ってもしっかり噛めていること
が重要なのです。何度もお伝えしておりますが、矯正治療の一番の目的は
『しっかり噛めること』‼
しっかり噛めていると、自浄作用があり虫歯や歯周病になりにくくなります。
また最近、認知症や抑うつ状態に咬み合わせが関係すると言われています。
*認知症の方にしっかり噛める入れ歯を入れたところ症状が改善した
*歯が全くない人は20本以上ある人に比べ、抑うつリスクが1.28倍高い
などと言われています。
よく噛むことによって、唾液の分泌を促し、脳が活性化するのです。
これは高齢者だけではなく、成長中のお子さんや、試験や部活などで大変な
学生さん、仕事や家事で一日中忙しい大人にもあてはまるのです。
80歳90歳になっても、自分の歯で美味しい食事が出来るためには
今、何が必要か、ご自身のために考えることが重要です。