キシリトールってすごい!Vol.①
- ご存知ですか?
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虫歯にならない甘いもの、キシリトール。
多くの人が‘‘何となく歯に良さそう’’という印象を持っていると思います。
しかし、何となく歯にいいレベルではなく、本当に歯にいいのです!(^^)!
キシリトールを活用すれば美味しく簡単に虫歯が予防できます。
知っているようで知らなかったキシリトールのことを、
改めて少しずつご紹介させて頂きます(*^^*)
★キシリトールってなに?
キシリトールは「天然素材」の甘味料。
シラカバやカシなどの樹木からとれる成分(キシラン・ヘミセルロース)
が原料です。おもにフィンランドで生産されています。
キシリトールの嬉しい特徴は、なんといってもお口の中がスーッとする
爽やかな甘さ!
しかも、ショ糖(砂糖の主成分)と同じ甘さなのに、
カロリーはショ糖の約75%です。
★安心・安全で虫歯になりにくい
キシリトールは、かつて10年以上、炭水化物として「点滴」に
使われてきました。1997年には、厚生省(現在の厚生労働省)から
「食品添加物」として認可。
安心・安全は保証済みです。
♥1日にどれくらいまで食べていい?
キシリトールは、JECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門会議)で
1983年に「1日摂取許容量は特定せず」と評価され、
現在に至ります。
「1日摂取許容量」とは、「生涯にわたって毎日摂取し続けても影響がでない
と考えられる1日当たりの量」の事です。
制限がないのは、人間の体にとって「安全」ということなんですね。
♥お腹がゆるくなるというけど、大丈夫?
キシリトールが腸の中で吸収されるためには、たくさんの水分が必要です。
これは腸管壁からの吸収速度がゆっくりなのが原因。
そのため、慣れていない人では、体重1kgあたり0.5g食べると
一時的に軟便になることも。
ガム1粒でゆるくなる人もいれば、10粒食べてもならない人もいます。
心配なら、1日1粒から始めましょう。
★虫歯の原因をコントロールできる
虫歯の原因はいろいろありますが、第1位は、口のなかのミュータンス菌。
このミュータンス菌に対して大きな影響を与えるのがキシリトールなんです。
誰でも口の中には色々な菌がいます。
キシリトールは、その中のミュータンス菌を弱らせ、減らしてくれるチカラを
持っているんです。
このチカラの働きによって、お口の中に虫歯を作りにくい「善い菌」が
増えます。お腹と同じように、お口も善い菌が増えることで健康になるんですね。
キシリトールは、‘‘ラクに’’しかも‘‘美味しく’’予防できるのです。
次回は具体的にどのような働きをするのかをご紹介していきます(^^♪
歯科助手 唐澤梨絵