昔の人の口腔ケアって?
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今は、口腔ケアグッズがたくさん出ていて
色々なものが選べる時代になりましたが
きちんとした歯ブラシも無かった時代の人って
どんな口腔ケアをしていたのでしょう。
今回は歯ブラシのルーツを江戸時代までさかのぼってみました!
江戸時代の食生活は、今と比べてかたい繊維質な食べ物が多く
良く咀嚼(そしゃく)するため
虫歯もそこまで凄くなかったようです。
でも、口腔ケアは欠かせない!
というわけで、江戸時代の口腔ケアグッズがこちら。
房楊枝(ふさようじ)です。
下手なイラストですみませんが・・・😅
柳の枝を煮て柔らかくし、片方の先端を木槌などで叩いて
房(上の絵でいうブラシ)のようにしたものです。
使い方は、ブラシの方を使って歯を磨きます。
そして、尖っている方で歯間をお掃除。
更に柄のカーブしている部分で舌を磨いていたそう。
江戸時代の人たちも、舌磨きしてたんですね!!
意外としっかりした口腔ケアでびっくりです。
このころは女性がお歯黒をする風習がありましたが
お歯黒に使っていた鉄奬水(かねみず)※という液体は
【※酢酸に鉄を溶かした溶液にふしこと呼ばれる
粉を混ぜて非水溶性にしたもの。】
歯の表面に汚れがついていると色素が沈着
しにくいので、毎日念入りに汚れを落としてから
つけていました。
ということは、お歯黒もまた口腔ケアに繋がっていたのですね。
更に鉄奬水は、虫歯を予防したり進行を止めたり
歯痛も和らげる効果があったり
口臭も予防したとか!凄い!
明治時代くらいまで続いていたようですよ。
ホワイトニングが当たり前な現在にとっては
なかなか考えられませんが😳
歯はいつの時代も大切なものと認識されていて
その時代ごとの口腔ケアがあるのですね。
そう考えると、色々な時代の口腔ケアに興味が
わいてきました!
また調べた時は書かせて頂きますので、お付き合いください(^^♪
歯科助手 唐澤梨絵