歯周病が全身に影響?
- ご存知ですか?
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先日、有名な歌手の方が
歯周炎で手術をした、というニュースを目にしました。
ご自身は昨年の12月頃から
首痛や肩こり、頭痛、歯ぐきの腫れで悩んでいたそうです。
病院が苦手で、なかなか行けず
意を決して病院に行った結果
「犬歯の根元が炎症を起こして、菌が歯を守る骨を溶かしてしまっている。」と
診断されたそうです。
それはつまり、糸切り歯の根元が炎症を起こして
歯周炎で骨にまで影響が出てしまっているという事です。
まさか首痛や肩こり、頭痛が
歯ぐきの腫れと関係していたなんて
歯ぐきの腫れ=歯肉炎の大きな原因は歯垢(プラーク)です。
歯と歯ぐきの間に付着したプラークの細菌が持つ毒素が
歯ぐきに侵入すると、体が毒素の侵入を防ごうとして
炎症を起こします。
歯ぐきの炎症でとどまっている状態を歯肉炎と言い
歯肉炎が進行し
歯を支える骨(歯槽骨・しそうこつ)まで溶けてしまい
歯がグラグラしてしまう事を歯周炎と言います。
ちなみに歯周病とは歯肉炎・歯周炎の総称です。
歯周病の初期は、血が出るくらいで痛みがないので
知らないうちに、進行していまう病気です。
30代以上の3人に2人が歯周病という統計が出ています。
歯科での定期検査が1番ですが、なかなか忙しくて行けない方は
セルフチェックをしてみましょう!
・起床時に、口の中がネバネバする。
・口臭が気になる。
・歯を磨く時に血が出る。
・歯肉が赤く腫れている。
・歯肉に違和感がある、痛い。
・歯が長くなった気がする。
・硬いものが噛みにくい。
・前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間ができた。
・食べ物が挟まるようになった。
上記の項目に6つ以上当てはまる方は
歯周病が進行している可能性があります。
項目に当てはまらなかった方も
半年に1回は定期検査を受けるようにしましょう。
歯科助手 石原佐恵子